母親が死ぬ夢を見た。

母親が死ぬ夢を見た。

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朝起きて、寝坊したと急いで支度をしている。突然上の妹が、「ごめん、お母さんが死んだ」と言った。何がごめんなんだ。どうしてだよと言った。朝早く家を出て交通事故に遭ったらしい。嘘だろと言った。そんなことあるかよと言った。

父も起きてきた。なぜか「急いでるんじゃないのか」と急かした。僕もなぜか、よし切り替えようと言った。朝ごはんを食べ始めた。

誰も泣いていなかった。食卓にはたくさん手料理が載っていた。弁当のために多めに作ってあるらしい。食卓を中心にいつもどおりあわただしく、みんな動き回って支度をしている。そしていつもどおりな雰囲気で母がいた。「あ、それは食べないで、夜ご飯用だから」と言った。

僕はここで突然決壊した。

家族は自然に会話している。「え、この皿?どれが朝ごはん用?」「こっちの切れ端のやつ」「これお弁当用ね?」「あとこれもね」

僕は泣きながら、何も言わないようにした。死んでないよね。やっぱり。嘘だよね。と言うのを堪えながら泣いていた。言ったら、嘘じゃないよと言われそうで。

実際それは霊だった。家族全員見えるらしい。「死んだ後7日くらいは出てくるって言うじゃん。」母は当然のように言った。

僕は、晩飯のことなんか話してる場合かよと言った。

しかもその晩飯で最後じゃん。食えるかよと言った。泣きながら言った。

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そして泣きすぎて夢から覚めた。よかった夢で。よかった。夢かよ。いろいろ破綻しすぎだろ。そもそも僕は今一人暮らしだ。泣きながら安心した。

次に、なんだか懐かしくなった。こんなに泣くのは久しぶりだった。映画とか演劇とかで泣くことはあっても、怖い夢見て泣くとは。しかも母親が死ぬ夢。小さい頃はよくあった。多分この世で一番怖いことは母親が死ぬことだった。自分にもまだそんな感受性が残っていたのか。よかったと思いながらまだ泣いていた。

それから、母に連絡しようかなと思った。そういえば昨日、どうでもいいメールのやりとりをしたのだった。「小学生の頃の習字道具入れ、捨ててもいい?」「中身使えるのあったら残しといて」ほんとにどうでもいいな。

上京するとき、父親はいくつか僕に約束をさせた。そのうちのひとつに、母を寂しがらせないように、とあった。離れていても長男としての役割を果たすように。母を慰めたりなだめたり、妹の勉強をみたり喧嘩の仲裁をしたりするのは、離れていてもお前の役目だ、と。

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少し考えて、連絡するのはやめた。母にこんなこと言ったら怖がって気にしすぎる。平気で値切ったりするわりに、根っこのところでは小心者だから。

なんか他の話題を見つけよう。どうでもいいことでいいから。

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追記:

これはどちらかというと自分のための覚書です。夢の感覚はすぐ消えてしまうので、今朝、消えそうになりながら書き留めておいたものです。でも、親は実はいつでも死ぬかもしれない、っていう情報は、それだけで伝える価値があるかなと思って載せました。なかなか思い出さないので。それと単純に、この感情をどれくらい表現できるかやってみたかったので。

自己紹介もなしに書いたのは、匿名のほうが無駄がなくていいかなと思ったのと、なんか気恥ずかしかったからです。月曜担当になったので、来週自己紹介します。名前も来週からは本名で。

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3件のコメント

  1. わたしも今日お母さんが死んだ夢を見ました。もう夜なので完璧には覚えていません。
    わたしはたくさん泣いてました。お母さんのお弁当がもう食べられない、あのお弁当が最後だったの?ちゃんと料理を習っておけばよかった。お母さんが家事手伝って普段から楽させてあげればよかった。でもお母さんは最近疲れてて、あのまま生きているのは限界だったのかもしれない、となぜか思ったりもしてた。

    起きたら泣いてました。お母さんが階段を上がってくるスリッパの音が聞こえて、よかった、とホッとしました。部屋に入ってきて、車使っていい?と聞いてきました。うん、と頷きました。

    こんな夢は始めてでお母さんを大事にしようと思いました。夢占いでは問題無いようですが、大人になって見るこういう夢は、自立できてない可能性があるみたいです。わたしは25歳なので、そっちよりですね。笑
    夢がショックでネットで検索してたらあなたのこの記事を見つけました。あなたのお父さんとの約束、すてきですね。わたしも将来、子供にはそう言っ自立させる準備を整えてあげたいな。
    長女の役割はなんなのか、誰も示してくれないならわたしが自分で見つけるしかないのですね。

    いいね: 1人

    1. 見つけてくださってありがとうございます。
      あなたも長女なんですね。お互い大変ですね(?)
      僕もその夢と、自分が年甲斐もなく泣きすぎて目覚めたのがショックで、勢いでこれを書いたのです。メモみたいなものでしたが、読んでもらえるとうれしいものですね。
      このブログ、友達数人で書いてるので、もしよければ他のものも是非。

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  2. 私もです。ちょっとリアルじゃ出てこないような怪物がでできてみんなで車で逃げたのですが、そのときお母さんは仕事中でした。学校に逃げたのですがお父さんとなぜか私がお母さんを、迎えに行くことになりました。仕事場にはもう、いなくて家に行ったら二階のお母さんの部屋で血まみれで倒れてて、体が真っ二つになってて泣きました。声が無くなるほど泣きました。

    朝起きたら、生きていたのでよかったです。(次女です)

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